国連SDGs推進会議報告(NY)

ニューヨーク時間2019年6月6日、国連本部会議室において、SDGs推進会議(2019Forum for Implementation of the SDGs st at the UN Headquarters)が開催されました。会議議長は、当委員会のチェアマンでもある、アンワルルK.チャウドリー国連大使が務め、議長、開催祝辞として、長谷川祐弘元国連事務総長特別代表や星野俊也国際連合日本政府代表部大使、ロバート・スキナーUNOP事務局長などがスピーチされました。
会議では、佐伯真唯子チーフコーディネーターより昨年2018年からのSDGsに対する取組の報告、そして女性のエンパワーメントに関する委員会設立に向けての思いを、代表取締役社長を務める「キレイモ」についてスピーチをいたしました。下記全文をご紹介いたします。

昨年に続き、このような素晴らしい場所でスピーチさせていただくこと、大変光栄に思います。

あらためて、私たちは日本の女性たちのキレイを叶える美容サロン「キレイモ」です。

昨年、私はこの場所で、キレイモの考えるジェンダーの平等について、そして日本の社会における私たちの使命と役割についてお話しさせていただきました。その後、私たちの周りではいくつかの「素敵な変化」が起こりました。

何より大きく変わったのは、社内の空気です。恥ずかしながら、スピーチ前はわずか1.8%だったSDGsの社内認知度が、一気に43%へと跳ね上がったんです。これは単に数字だけの話ではありません。これまで考えたこともなかった「ジェンダーの平等」について、社員一人ひとりが、自分と深く関係する問題として考えるようになったことを、私自身、彼女たちとの会話の中で実感するようになりました。

もうひとつ嬉しかったのは、サロンを訪れるお客様から「いい取り組みですね」と声をかけていただけるようになったこと。そして、これは個人的なお話にはなりますが、この晴れやかな舞台に立たせていただいたことを、私の母が何より喜んでくれたのが、私にとって大きな誇りとなりました。

キレイモは引き続き、SDGsの活動を理解し、社会の課題としっかり向き合いながら、女性たちがもっと活躍できる未来を実現したいと考えています。

ところで、皆さんは「インポスター症候群」について、耳にしたことはありますか?自分を過小評価してしまう。他人の評価を過剰に意識してしまう。この症状にかかる人のうち、女性の割合はじつに70%を超えるそうです。
弊社でも1600名のスタッフに実施した結果、約90%のスタッフがインポスターに当てはまる感情を持ったことがあると回答しました。この驚くべき数字を目にしたとき、私の中で思うことがありました。

振り返ってみると、私自身もかつては似たような考え方に陥っていた時期があります。事実、私の最も信頼するマネージャーの一人も、「自分にとってそのポストは荷が重すぎる」「私なんかには務まらない」「役職を降りたい」と、涙ながらに苦しさを打ち明けてきたことがあります。

そのようなことは彼女だけではなく日常茶飯事で役職に就いたスタッフほぼ全員が「私なんて」「私なんかが」と思ってしまうようです。そんな彼女たちに私は自分で自分を認めてあげることを勧めています。「私だから選ばれた」「私だから出来るんだ」と自分で自分を褒めること、認めることが大切だと。

日本の社会においては、女性は一歩下がることが美徳とされてきました。もちろん、この考えには良い部分もあるでしょう。けれど、日本人が本来持っている「謙譲」の精神と、自分を過小評価することは、話がまったく違うように思えてなりません。

インポスター症候群は、日本ではまだ全く知られていない問題です。SDGsそのものよりも、まだまだはるかに知られていない。だからこそ、私たちはこの問題に目を向けたいと思うのです。なぜなら、キレイモはメンバーの98%が女性。自分を正しく評価できる女性が増えることは、私たちの会社全体が、今日もよりもっとポジティブに、エネルギッシュに前へと進むことにつながるはずです。

インポスター症候群がゼロになる未来のために。大切なのは、お互いを認め合うこと。いい仕事をした時は、言葉に出して讃えること。そして何より、自分が自分をちゃんと褒めてあげる習慣をつくることです。キレイモは今、会社全体でお互いを褒め合うプロジェクトを進行中です。一人ひとりが、笑顔で仕事に向き合える。家族や友人とのコミュニケーションも、笑顔にあふれていく。さらには、趣味に打ち込むエネルギーにもつながる。このポジティブ・スパイラルを生み出すことで、すべての女性たちの明日は、もっとキラキラしたものになるはずです。

女性たちがポジティブであれば、世界はきっとHAPPYは方向へ進んでいく。

これは、昨年この場所で私がお話しさせていただいた、キレイモの想いです。この言葉を、具体的なアクションに変えていく。それが私の、そしてキレイモのメンバー全員の原動力です。

自分たちが、今日よりもっとHAPPYになるために、いつも笑顔で、楽しみながら、私たちは努力を続けていきます。

ご静聴、ありがとうございました。

チーフコーディネーターの佐伯です。
大変光栄なことに、二年連続でニューヨークの国連本部でスピーチさせていただきました。私は現在、美容サロンの代表も務めています。女性社員が1600名のうち98%という、会社の代表として、いつも感じていることをスピーチに込めさせていただきました。

笑顔が素敵で、明るく、前向き。仕事もプライベートも楽しめる彼女に昇格のチャンスを伝えると、返事は「自信がない」と。そんな女性が沢山いる現実を私は変えていきたいです。

世界中の女性と共にある。改めて、この委員会の活動が、女性の人生をキラキラ輝くきっかけにしていきたい。
一緒に前に進んでいきましょう。

Saeki Mayuko

report活動報告

私たちは、世界中の女性たちが「自律」し、より活き活きとした人生を送ることを応援しています。
現代社会では、女性を中心に、自己を過小評価してしまう「インポスター症候群」など、
個々人が自身の幸せを追及しづらい問題を多数抱えています。
私たちはそんな方々が自分を見つめ、違いを認め、繋がり合うことにより、
自分自身の力で未来を築いていくことを目指しています。
そうして一人ひとりのポジティブなパワーが社会全体のジェンダー平等を実現し、
その先のより多様な社会を作っていく持続可能な開発(SDGs)の推進をして参ります。